まんがで読破、おすすめランキング

まんがで読破、いろいろと出版されているのですが、

マンガで優しく、わかりやすく書かれているので、

初心者に非常におすすめです。

 

といっても、すごい数が多いので、

私が読んだ中でのおすすめランキングを書いていきます。

 

良い本があれば、感想をどんどん追加していく予定です。

1位 まんがで読破 五輪書

この兵法書を読むだけでは兵法の真髄を究めることは出来ない。

宮本武蔵の五輪書

宮本武蔵の五輪書。

原文も読んだことあったのですが、

いまいちピンとこないままであったのですが、

まんがで読破で再び手にとってみました。

 

アマゾンでの評価はかなり微妙なのですが、

私からすると、この本の出来はかなり良いものに感じました。

個人的に、五輪書は孫氏の兵法書にならぶ名著だと再認識できました。

 

宮本武蔵、さすが死線を生き抜いただけあって、何かが違います。

切迫感、空気の震えみたいなのを感じます。

そして、何より実践的で、空理空論ではないです。

戦場で生き残るための方法

五輪書というのは、地水火風空の仏教思想から来ていて、

地之巻、水之巻、火之巻、風之巻、空之巻の5巻を指しています。

 

どういう内容かといえば、戦場で生き残るための方法です。

 

現代では戦場はほぼありませんが、競争というのはいつもあります。

ですので、現代でも役に立つ思想だと思うわけです。

 

全般的には、こだわりをもたないこと、

柔軟に、水のように流れることを五輪書で勧めています。

 

そのためには、心技体、事前に鍛錬しておくことが肝要です。

事前に準備しておくことが大事なのです。

 

勝者というのは、運に任せる人ではなく、準備万端の人なのです。

何度も何度も読もう

残念ながら、本当の名著というのは、

1回読んだだけでは理解できないし、体得もできません。

だから、手元に置いて、何度も何度も読むしかないのです。

 

さらにいえば、読んだことを少しずつ実践するべきなのです。

それがまさにこの五輪書であると感じました。

読むだけではだめです、わかったことをすこしずつするのです。

 

江戸時代の兵法家は五輪書を通じて、

現代の戦略家に生き残りの策を伝えてくれてるようです。

というか、バガボンドの方も早く完結を見たいですね。

個人的には、農業やるあたりですごい心を動かされたわけですが。

2位 まんがで読破 学問のすすめ

努力は人の運命さえも変える

福沢諭吉ってどんな人?

福沢諭吉っていえば、1万円札の人です。

福沢諭吉っていえば、慶應義塾大学です。

福沢諭吉っていえば、学問のすすめです。

 

福沢諭吉、子供の頃は貧乏生活だったんですよ。

さらに言えば、下級武士の次男で江戸時代だとつんでます。

立身出世の希望もなく、偉くもなれないし、貧乏コースです。

 

夢も希望もありません。

 

でも、新たなる明治時代の到来で運をつかんだ感じですね。

学問を究めることによって、運をつかんでいます。

実力主義、能力主義

明治以後は、実力主義、能力主義の風が吹き始めました。

だからこそ、学問で実力・能力をつけた者が勝ち組になれたのです。

明治維新の功労者は、実力と能力の優れた勝ち組ですからね。

 

この本を読むと、福沢諭吉が何を考えてたのかよくわかりますね。

慶応大学出身者が政治にあまり近づかないのもわかります。

一方で、早稲田大学の創立者は総理大臣になったりするわけですが。

 

まずは自分を独立させることが重要です。

独立するというのは、身体的、精神的、経済的などですね。

お金の重要性を福沢諭吉は見抜いていたとも考えられます。

天は人の上に人を造らず

天は人の上に人を造らず、で有名な名言ですが、

原文で読むには、ちょっと難しいので、

この本で何度も何度も読むのがいいのではないでしょうか。

 

この本に感動して、福沢諭吉すごいなと思った人は、

慶応大学に入ってみたり、お金をガッポガッポ稼ぐのがいいと思います。

福沢諭吉って、教育者でもあり、ベストセラー作家ですね。

 

努力すれば、運命を変えることができる、

というのは、人々に希望を与えるかもしれません。

自分の運命をどんどん良くしてほしいですね。

 

3位 まんがで読破 ファーブル昆虫記

ラボレームス(さあ、働こう。)

昆虫採集

あなたは夏休みの頃、何をしていましたか?

夏休みといえば、昆虫採集が1つ思い浮かびます。

昆虫採集といえば、ファーブル昆虫記です。

 

でも、私、あんまり知らないのですよね。

フンコロガシとか、アリとか、ハチの話はビミョーに知ってたのですが、

全部を読破した記憶がなかったからです。

 

それで、この本を読んでみると、その理由がわかりました。

ファーブル昆虫記は全部で10巻あって、

ファーブルは他にも100冊以上本を書いていたのですね。

そりゃ、なかなか読破できないわ、と思い知らされました。

ファーブルってどんな人?

ファーブルは、フランス人で、貧しく、生活が苦しいながら、

教師になったのですが、結局、昆虫学者になった人です。

進化論のダーウィンと親交があったのは、初めてこの本で知りました。

 

しかし、ファーブルの地道なコツコツさはいいですね。

大人にもためになりますし、子供ならさらに良いでしょう。

一攫千金とか、一発逆転とか、そういう発想でないのがいいです。

 

10年間、20年間、30年間、40年間・・・、とがんばって、

やっとファーブル昆虫記ができあがった真実を知るべきです。

自分が本当に好きなことだからこそ、達成できることですね。

本当に好きなこと

あなたの本当に好きなことってなんですか?

時間を忘れて、のめり込むことができることってなんですか?

 

夢中になれる時間って、ゆめのような時間だと思います。

そういうことがあなたを幸せにするような気がします。

 

ファーブルのように、夢中にできることが仕事になると、

あなたは本当に幸せになれるのではないでしょうか。

 

もちろん、苦しいことや辛いこともあるかもしれません。

でも、それが普通ですよね、あたり前のことですよ。

 

人生には甘いことと辛いことが必要なんだと思います。

4位 まんがで読破 精神分析入門 夢判断

 

フロイト

フロイトの精神分析は知っていましたが、

時代背景まで詳しく書かれてるのでいい本ですね。

ユダヤ人であるからこその差別などが書かれています。

 

それと新しいことはなかなか大変です。

先駆者というのは、苦労するのは当然ですね。

その分、やりがいがあるとも考えられますが。

 

フロイトは精神病専門として仕事を始めます。

神経症患者、ヒステリーの人の治療をなんとかしようとするわけです。

その際に、有効だと思われる治療が催眠療法だったのです。

さらには、自由連想法や精神分析に行き着くわけです。

アドラー、ユングとの対立

後に、医師のアードラーや弟子のユングと対立するのですが、

学問の世界にはよくあることなので、仕方ないですね。

 

むしろ、対立・反発するぐらいで実はちょうどいいです。

批判にさらされて、耐えれたものこそが価値があります。

 

アードラーは、アドラーとも呼ばれたりしていますが、

最近、人気の哲学者になっていたりしますよね。

書店でもアドラーの本がよく売れているようです。

 

ユングも分析心理学の創始者ですし、

精神科医、心理学者、哲学者として有名ですよね。

フロイトに刺激を受けて、育ったとも考えられます。

文明と戦争

最後に、フロイトは人間と文明と戦争をテーマにしますが、

これは現代でも考えたほうがいいテーマですね。

 

野蛮なエネルギーを昇華することによって、

人間は成長でき、幸せになることができるのかもしれません。

5位 まんがで読破 自由論

満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。

ジョン・スチュアート・ミル

J.S.ミル(ジョン・スチュアート・ミル)って知っていますか?

イギリスの哲学者、思想家で、自由論・功利主義で有名な人です。

この人も天才で、いろいろな分野で功績・業績がある人です。

 

まんがで読破、はすごくいいですね。

難しいことをかんたんに理解できるところがいいです。

しかも、短いページでざっと要点をつかむことができます。

 

この人の生きた時代は19世紀で、

日本にも明治時代の自由民権運動に多大な影響を与えています。

当たり前の空気

この本を読んでみると、現在の日本から見ると、

当たり前だな、と思うことがたくさんあるでしょう。

 

でも、昔からすると、先鋭的で、先進的なとがった考え方でした。

つまり、この人は、現代の「当たり前の空気」を作った人なのです。

 

裁判の判決で、政治と宗教を持ち込ませないとか、

子供には教育を受けさせる権利があるとか、

多数派は必ずしも正しくはない、とか、いろいろです。

 

それらはすべて自由が関わることです。

自由

自由って、人間にとって大事だよね、

では、どういうことが自由なんだろうか?という話です。

 

自由を考えることによって、未来を作ることができるかもしれません。

それにしても、ミルの未来を見通す力は凄まじいです。

ミルは間違いなく、天才であると思います。

 

天才とは、次の時代を作り出す人ですね。

あるいは、天才とは、当たり前の空気を作り出す人です。

6位 まんがで読破 社会契約論

そう 現実は甘くない だから 人は理想を持つんだ

社会契約論

社会契約論というと、社会のテストに出てくる言葉です。

著者のルソーって、スイス人だったんですね。

音楽家を目指して、パリに移り住んだそうです。

 

本を読めば、フランスの専制政治は悲惨だったんだなとわかります。

そりゃ、みんな、革命したくなるわな、という感じです。

あと、奴隷制っていう発想もヨーロッパの伝統かもしれません。

 

戦争とか、奴隷とか生み出されるからこそ、

貧富の差が生まれ、地位が生まれ、新たな問題が発生するのです。

論理と法

ルソーは社会契約論を感情ではなく、

論理で書き上げたんだなと感じさせます。

もっとも、行動の最初は論理ではなく、感情なのですが。

 

ヨーロッパ系の国々の強みは、論理であり、法ですね。

この強みを活かして、世界に進出したんだなって思います。

また、進出という行動の裏側には、欲望というものもあります。

 

人って、効率的に生きるためには、組織を作る必要があります。

そこで組織を作るためには、論理と法が必要なのです。

 

では、どんな論理と法がいいのか?

それを考える必要があるわけなのです。

理想の社会とは?

この本を読むと、自由とは何かを考えることができます。

が、けっこう難しい内容なので、理解するのは大変ですね。

民主主義の成り立ちも理解できますね。

 

現代社会にとっては、当たり前と思えることも、

すぐに忘れられて、新しい専制が生まれたりするんですよね。

ブラック企業とか、パワハラとか、そういうのも一例です。

社会に対して、興味がある人は読んでおいてもいいですね。

 

どういう社会が望ましいのか、考えるきっかけにもなります。

そして、どうやって理想の社会をどう実現すればいいのか、

それを実現する手助けにもなると思います。

 

社会は変わり続けます。

では、いったい、どんな社会が理想なのか?

みなさんはそのような理想の社会はありますか?

 

 

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