大東建託の内幕を読んでみての感想

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大東建託とは

大東建託とは東証一部にも上場している建設会社です。

賃貸住宅の管理戸数では業界トップですし、

賃貸住宅の供給数でも業界2位らしいです。

 

大東建託はテレビCMでも有名ですよね。

いい部屋ネットやDKセレクトなど、有名俳優も出演しています。

 

私の親戚も大東建託の賃貸のアパートに住んでいたことがあって、

一度遊びに行かせてもらって、いいアパートだなーと思ってたのですよ。

 

私自身も大東建託のアパートやマンションに住もうかなと

インターネットで事前にいろいろと物件を調べてみて、

管理会社の人と一緒に実際に部屋を見に行ったこともあります。

 

家賃や場所などの関係上、契約には至らなかったのですが、

きれいな部屋で、ゴミステーションとかもあってよかったですね。

部屋の方もかなり埋まっていたような印象があります。

 

それで、ちょっと前に話題になった本を手に入れたので、

読んでみての感想を書いてみようかと思います。

大東建託の内幕、というタイトルの本です。

大東建託の社員の給料

 

株式会社の詳しい説明が載ってる四季報を見てみますと、

2018年9月時点で連結社員は17755名

大東建託単体で見ると、9393名いるそうです。

そして、社員の平均年齢は41.9歳で年収は871万円です。

 

この社員の年収は一般的には高額ですよね。

しかも、会社としての経常利益も2018年度は

約1300億円儲かっているみたいです。

さすが、テレビCMをよく放映している一部上場企業ですね。

 

しかし、この本に載ってる問題社員は借金まみれだったようです。

高額な給与をもらっているのにもかかわらずにです。

 

それはなぜかというと、仕事上のトラブルで

個人の失敗を自分で穴埋めさせるように上司から求められたからです。

その額、360万円らしいです。

 

さらっと、360万円といいますけど、

個人で自腹で払う額にしては大きい金額ですよね。

その結果・・・、それはあなたの目でこの本を読んでください。

 

私は個人の責任ではなく、会社の責任ではないかなと思うのですが、

これはどうなんでしょうね、よくわかりません。

会社の責任を個人の責任にするのはどうなのかなと。

 

会社として多大な利益をあげているわけなので、

その利益から払うべきのような気がするのです。

リスクを分散させるのが株式会社の務めのような気がします。

大東建託のアパート経営の夢と現実

私が見た大東建託はそんなに問題があるとは感じなかったのですが、

一部か、あるいは、どのくらいの割合なのか不明ですが、

問題のあるアパートやマンションもあったみたいです。

 

以前にレオパレスとかにもいろいろと問題がありましたよね。

完成工期を急ぐあまりに、突貫工事の手抜き工事がありましたし、

そもそもコスト削減のための質の悪い部屋というのもよく聞きました。

同様に、大東建託の急成長の裏にもそのようなことがあったみたいです。

 

まぁ、基本的に大東建託はアパートを建てたいんですよね。

建てれば、そこで自分の利益が発生するからです。

そこには住居の需給関係とかは見えないふりをするわけです。

 

これはコンビニの乱立とかもそうですし、

公務員とかもそうで、自分の都合のいい報告を常にします。

資本主義の悪い点といえば、悪い点です。

 

お金が儲けるためには、なんでもするわけで、

そこに倫理や道徳はない激しい欲望がぶつかりあう世界です。

結果、誰しも怒り、悲しみ、涙を流すつらい世界になります。

大東建託の大東鬼十則

 

大東建託には大東鬼十則というものがあったそうです。

これって、電通の鬼十則のパクリですよね。

調べたところ、中身も完全に同じような感じでした。

 

いや、大東建託や電通が絶対的に悪いというわけでなく、

大東建託や電通に恩恵を受けている人もいることでしょう。

実際に年収1000万円を超える人もいるわけですから。

 

ただし、私としては看過することはできない何かを感じました。

何かが気になって、見逃すことができない気がするのです。

 

それは何かというと、それはここでは書かないことにします。

というのは、みなさん自身で考えてほしいなーと思うからです。

まずはこの本、大東建託の内幕っていう本を読むことをおすすめします。

 

まずは知らないと、何も変わりません。

そして、知ったあとでそんな世界がいいか想像してみてください。

 

大東建託や電通とか、社会的に問題のある企業はあります。

それらの企業は内部からの自浄作用で良くなっていくのでしょうか、

あるいは、外部からの環境変化でしか変わることができないのでしょうか。

 

ある意味、ここにチャンスがあります。

世間や社会を良くしようとするところにチャンスがあります。

大東建託の内幕の著者の三宅勝久さんのツイッターを見てみて。

大東建託の内幕の著者の三宅勝久氏のことが気になって、ネットで色々と調べてみると、この人、元々は岡山県出身のフリーカメラマンで、岡山県の山陽新聞社の記者も勤めていたこともあるようです。三宅さんのツイッターのつぶやきを見てみると、世の中はいろいろな事情で成り立っているんだなって思いました。

 

良いこともあり、悪いこともあり、どうしたらいいかよくわからない社会ですが、時代がより良い方向に変わるように、社会がより良い方向に変わるように、自分のできることを、自分の信じることを地道にコツコツやるしかないですね。

 

ただ、強いものがいつまでも強いという保証がなく、正しいものがいつまでも正しいという保証がない時代です。自分自身も含め、良い方向に変わっていくしかないのでしょうね。私にも楽しい方向に柔軟に変わっていく強さがほしいなと思ったりもしました。

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