フランス人は10着しか服を持たないという本の中身はフランス貴族の豊かな生活だった

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フランス人は10着しか服を持たないを読んでみての感想

フランス人は10着しか服を持たない、という本が数年前に話題になりましたよね。そういうわけで、私も興味を持っていて、今回読んでみたのですが。読んでみたら、ちょっと本のタイトルと本の中身が違ったー、違ってるよー。

 

そもそもこの本は、カリフォルニアに住むジェニファー・L・スコットというアメリカ人がフランスの貴族の家にホームステイするという話なのですが、英語の原題が「Lessons from MADAME CHIC」です。日本語訳すると、マダムシックからの教え、みたいな感じです。マダムシックはホームステイ先のおばあさんです。

 

やってくれたな、訳者さん。ミニマリストとか断捨離みたいなのがブームだったのに乗っかって、ブイブイ売っちゃおうぜ、みたいな魂胆を見てしまいました。いや、確かに成功してますね、80万部売ったというならば、まんまと乗せられちまったぜ、みたいな気がしました。

 

しかも、この前、テレビでフランス人女性が服は10着は無理ですねー、20着から30着は必要ですねー、みたいなことを言ってました。いや、まぁ、服の数とか種類とか個人個人で違うと思うから本当とか嘘とか断定することはできないのですが。

 

しかし、10着しか持たない、とか言って断定口調なのも気になります。読んでもらうため、買ってもらうためには、強い口調で断定して、売り切ってしまえ、みたいな押し売りみたいなセールスも感じてしまいました。ある意味、勉強ですね、将来、どこかで負債がつくかもしれないけど。

本の中身はかなりまともで役に立つ フランス人とアメリカ人は悪くない

とまぁ、訳者と出版社への疑問と不満は残るものの、本の中身については、かなりまともで役に立ちます。真面目に本を書いてるなーという印象です。さすが貴族のおばあちゃんだけあって、耳を傾ける価値があることを話しているなと思いました。

 

いらないもの、使わないものは捨てるとか、良いものはどしどし使っていくとか、できる限り買い物はしないとか、生活に関わることでやっていたら、豊かな暮らしになりそうだなーというアイデアはたくさんありました。どれか1つでも自分の生活に組み込んでいくといいでしょう。豊かな人生になるかもしれません。

 

基本はまずは捨てることなんですよね。捨てないと、空間がどうしても空かないからです。そして、いいものだけ、価値のあるものだけで満たされた空間を作るべきなのです。そうすれば、別に新しいものを常に買う必要はないからです。良いものは長持ちするはずです。お金持ちとか貴族とかはこのパターンが多いですね。

 

あとは、自分への投資とかが大事ですね。美味しい栄養のあるものを食べるとか、水分をこまめによく取るとか、本をよく読むとか、旅行をするとか、新しいことを学ぶとか、そういう基本的なところからしっかりと大事にしていくことですね。生活の質を高めることが豊かな生活なのです。

ミニマリストや断捨離みたいなタイトルで多くの人が釣られた理由

このフランス人は10着しか服を持たないという本が大ヒットした理由を考えるに、アメリカもフランスも家賃が高くて、物を置くスペースが少ないのでしょうね。パリのアパートも狭くて、老朽化が進んでいるという話も聞いたことがありますし、アメリカのニューヨークのアパートも家賃が高くて、仕方がないという話を聞いたことがあります。

 

それはついつい物を買ってしまうから仕方ないんですよね、それは企業が広告をバンバンするから買いたくなってしまうわけです。とはいえ、このサイトも広告を掲載して、お金をもらっているので、非常に微妙な気持ちではあるのですが。うーん、でも、良いものは宣伝する必要があるのです。そもそも広告も一つの仕事ですからね。

 

資本主義って、物やサービスがどんどん売れていくからどんどん豊かになっていったという側面があります。戦後日本が望んだ欧米の暮らしというものがまさにそのような感じだったのでしょう。ただし、最近は新しい価値観が求められていて、ミニマリスト、断捨離、ノマドワーカー、フリーランスなど、新しい言葉も出てきていますよね。

 

豊かな暮らしをしたいというのは多くの人の願いだと思います。ただし、豊かな暮らしというのは、個人個人で違うと思いますし、時代によっても考え方が違うと思います。この本はその豊かな暮らしは何か?というのを考えるきっかけにするといいのではないでしょうか。

 

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