そのオモチャ、本当に買ってあげていいの?という本を読んでみての感想

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シルバースプーン症候群とは

そのオモチャ、本当に買ってあげていいの?

シルバースプーン症候群って知っていますか?アメリカの富裕層は銀のスプーンを使っていたそうですが、そういう富裕層の子供に生まれた人たちよく見られる症状の状態です。どういう症状かというと、1.やる気がない、2.我慢できない、3.自分は特別だと思っている、4.お金をきちんと管理できない、5.お金を過大評価(過小評価)する、の5つです。

 

お金って大事ですよね。でも、お金の扱い方って難しいと思うのですよ。例えば、宝くじで大金が当たった人って、必ずしもその後の人生が幸せでなかったりしますよね。あるいは、有名人などになって、若くして億万長者になった人も同様でその後の人生がハードモードになっていたりします。

 

人間、誰しも幸せになりたいと思います。そして、子供のいる親であるならば、自分の子供には幸せになってほしいなと思うのではないでしょうか。そのためには、子供にはお金の教育をする必要がありますし、お金の付き合い方を教えていく必要があるのではないでしょうか。

お金は幸せの特効薬ではない

そのオモチャ、本当に買ってあげていいの?

この本に書いているように、お金は幸せの特効薬ではなかったりするのですよね。お金さえあれば、あれができるのに、幸せになることができるのに、と考えるのはお金を過大評価しているかもしれません。お金がなくとも幸せな人生は送ることができます。

 

しかし、お金なんて必要ない、お金があると不幸せになってしまう、と考えるのはお金を過小評価しています。快適な生活を送るためには、お金があるととても便利です。もし、今、電気や水道や通信がない生活であるなら、生活するのもかなり大変なことになると思います。

 

大事なことは、お金と上手にうまくやっていくことですね。お金を過大評価をすることもなく、過小評価することもなく、程よい距離でほどほどに使って、日々の生活を過ごしていくことです。そのためにはお金をきちんと管理する必要があります。使いすぎるのも、貯めすぎるのもどちらも問題がありますね。

幸せになるためには

最近、よく言われることには、年収1000万円ぐらいで幸せは頭打ちになるという話がありますよね。例えば、30億円の豪邸も3000万円の家も普通に住むだけではあまり変わりませんし、3000万円の高級車と300万円の車も普通に走るだけならあまり変わらないでしょう。3万円のごちそうも美味しいですが、3000円の料理も美味しいです。

 

というのは、人間、慣れてしまう生き物であり、飽きてしまう生き物だからです。特に、天から降って湧いたような、努力や行動なしで手に入れたものには思い入れはないでしょう。だからこそ、幸せが長続きしないのだと思います。与えられたものには思い入れがないのです。

 

逆に言えば、苦労して、一生懸命頑張って手に入れたものであれば、ジーンと胸のうちから感動があふれてきて、幸せをしっかりと味わうことができます。というわけで、子供に幸せになってほしいのならば、努力や苦労をする環境を与えるべきだと思うのです。

お金を学び、経済を学ぶ時代

そのオモチャ、本当に買ってあげていいの?

今、お金のこと、経済のことがいろいろと言われていますが、お金のこと、経済のことを学ぶ時代なのだと思います。お金を通じて、いろいろなことを学んで、人間が成長することができる時代なのでしょうね。お金を通じて社会や世間をのぞいてみるべきです。

 

日本は資本主義の世の中だから、お金のこと、経済のことをしっかり学んで、豊かになればいいと思うのです。そして、あなたが幸せになり、あなたの周りの人が幸せになればいいと思うのです。ただ、お金をしっかり稼ぐことだけでは不十分な世の中なのでしょうね。

 

お金を稼ぎながら幸せになり、幸せになりながらお金を稼ぐ、そのような一歩一歩、両足を進めていくことこそが必要なことなのです。お金は大変便利なものですが、お金ですべてを解決することはできません。お金を過大評価することなく、過小評価することなく、幸せになってください。

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