3年間、クラピアを育てた結果わかった良いところ、悪いところ。

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クラピア

クラピアという植物を知っていますか?イワダレソウという植物を改良した草です。別名スーパーイワダレソウともいうそうです。クラピアはインターネットで販売されています。芝生の代わりにクラピアを生やすというアイデアがありまして、3年前ぐらいにそれを実行してみました。で、結果、いいところと悪いところがわかりましたので、つれづれなるままに書いていきます。

クラピアの良いところ

クラピア

1.すごい勢いで成長していく。

クラピアは芝生の10倍くらいの成長力があるみたいです。10倍ってすごいですよね。1年で10倍、2年で100倍、3年で1000倍です。しかし、これは良い点でもあり、悪い点にもなります。放っておくと、どんどん成長し過ぎて、他の植物に危害を与えることにもなります。その点で言って、きちんと管理する必要があります。特に、6月・7月・8月あたりはすごい勢いで成長していくので、放置すると大変です。成長力が強いので、値段的なコスパは非常によいです。

 

2.見た目がよい

クラピアはグリーンで綺麗ですね。白い花もつくのですが、かわいいです。秋や冬に茶色に枯れるのも、そんなに悪い雰囲気ではありません、芝生と同じですね。ねっころがるとかはしなかったのですが、クラピアの上に寝ても、ちくちくしないのではないでしょうか。

クラピア

3.病害虫に強い

たとえば、まさ土のようなあまり栄養のない土でも水さえあれば、クラピアはぐんぐん成長していきます。病害虫にも強く、病気になることはなかったですし、虫に食べられていることもなかったです。結果、ものすごい勢いで成長していきます。園芸初心者でも水さえ与えて、定着させれば、あとはぐんぐん繁茂していくと思います。その意味で、クラピアは梅雨の時期に植えるのがいいかなと。

 

4.他の雑草があまり生えにくい

クラピアは密集して、どんどん繁殖していくので、他の雑草は生えにくいです。生えにくいのであって、生えないわけではありません。ちょっとは他の雑草も生えます。でも、ちょっとだけなので、ほぼクラピア一色になると思います。結果、見た目はいいような気がします。

クラピアの悪いところ

クラピア

1.水分を保持するので、蚊などの虫が繁殖する

クラピアって、水分を保持する力がすごいです。みっちりと密集して繁殖していくので、水分を大量に保持しています。結果、蚊がすごく繁殖したような気がします。同時に、ダンゴ虫やナメクジやコオロギなどの虫もクラピアの下の部分に大繁殖しました。個人的に、蚊の多さが非常に気になりました。結果、一部を残して、クラピアを除去することを決めました。

 

2.クラピアを刈ると、手に気持ちの悪い臭いがつく

クラピアって、地面に密着しているので、上を歩いているときには気にならなかったのですが、いざクラピアを抜こうとすると、悪臭が手に残りました。せっけんなどできれいに洗えば、落ちるのですが、やはり嫌なにおいは嫌なものですね。ゴミ袋に入れて、捨てようとするときにその臭いが気になりました。

クラピア

3.地面に密着させるために踏まなければならない

クラピアって、芝生のようにするためには、足で踏む必要があります。踏んでいない場所のクラピアは盛り上がってきて、見た目も悪いですし、通行しにくくなります。基本的に、庭の端っことか歩かないじゃないですか。だから、すべてを地面に密着させるのは難しいと思います。というわけで、どこかしら、もわっとした感じでクラピアがうっそうと茂ってしまいます。

 

4.生命力が高くて、除去するのが大変

24リットルぐらいの大きなゴミ袋で何袋にもなりました。合計で言えば、10袋を超えているのではないでしょうか。家庭用の焼却炉とかあればいいのですが、私の家ではそれができないので、なかなかゴミ袋に入れて、ゴミを出すという作業が大変でした。クラピアの根っこもすごくて、ゴボウみたいな状態でした。それを隅々まで除去するのは大変です。除草剤も使いました。

私のクラピアの結論

という感じで、結局は一部を除いて、クラピアを除去することに決めました。良い点と悪い点を比べてみて、悪い点が勝ってしまったな、という結果です。個人的には、蚊とダンゴ虫とナメクジが大量発生してしまったところがクラピアを除去する決定打となりました。

 

クラピアを育てるときは、まずはすこしずつ、一定の場所ではじめるのが良いと思います。いきなり大量に植えてしまうと、すごい勢いで成長してしまい、その管理が大変になると思います。値段的なコストパフォーマンスは良いので、使い方しだいかなとも思います。

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