将棋ウォーズで楽しく初段を目指す８３　４５歩早仕掛けＶＳ四間飛車

今回は私が後手で、相手の方が先手ですね。相手の方が四間飛車にしてきました。そうなると、こちらは急戦か、持久戦か、どちらかなのですが、それは相手の方の駒組みにもよりますね。まぁ、どうしようかなと様子見です。

相手の方が典型的な四間飛車美濃囲いをしてきたので、４５歩早仕掛けをやっていきます。個人的には、５４歩はやっておきたいところなのですが、どうなんでしょうね。あとで水匠先生に教えてもらいたいなと。

こちらは研究済みなのですが、相手も研究済みみたいで、すごい勢いで手が進んでいきました。で、この局面、私は悩みました。単に８９飛車成りといくのか、７６歩と打つのか、悩みました。本局では、８９飛車成りとしたのですが、７６歩の方がよかったみたいです。外しました。

なんだかんだと手が進んだのですが、駒の計算をしてみると、大体、角と桂馬を交換しているみたいで、こちらが劣勢ですね。ただし、相手の飛車が微妙な位置にいるのですが。ちょっとこちらは戦力不足ですよね。

相手の方が守備を固めてきて、王様に対して壁を作ったので、端攻めをやっていきます。ついでに相手の龍も攻撃していきます。相手の方、時間をあまり消費していませんね。短い時間でいろいろ見えているのでしょうね。

このあと、４筋やばいじゃん、と思い、５２金寄りとしたのですが、２６桂馬が指せれば、評価値が大逆転して、こちらが勝勢になるみたいでした。龍を取った上に、王手なんて、絶対するべき素敵な手でしたね。いやー、見落としました。

なんか、私の龍が抜かれています。しかし、元々、相手の角と交換するか、ぐらいに思っていたので、それほど気にしませんでした。私は飛車厨ではなく、王将厨なので、相手の王様を取れれば、それで満足する派です。さて、と金を作っていきましょう。

相手が攻め切れず、やばいと思ったのでしょう、３９金と守ってきました。しかし、ここで私はロマサガみたいにキュピーンとひらめきました。相手の王様は詰んでいるなと。こういうのがわかると、将棋って楽しいなーと思えるんですよね。

それは相手の金を取ってからのこの３６桂馬です。まぁ、相手の方は歩で桂馬を取るぐらいしかないと思うのですが、そこから先の１９角からの王様逃げてーの３７香車ですね。清流剣が完璧に決まったかのような清々しさがありました。

というわけで、詰みです。評価値は中盤で非常に悪かったのですが、終盤で大逆転することができました。初段相手の方に大逆転できると、自信にもなりますね。あと、苦しいときに必殺技をひらめくと、将棋って楽しいなーって思えました。

scomerisさん、対局ありがとうございました。