菅井敏之のお金が貯まるのは、どっち!?という本が銀行員・大家の視点で役に立つ

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お金が貯まるのは、どっち!?

なんか、こういうフレーズ聞いたことがありますね、あなたの食べたい料理はどっち?という言葉が浮かんできました、狙っているのでしょうか。おそらく、わざとであり、パクリであり、オマージュなのでしょうね。(笑)

 

どっち?ということで、本書は2択の質問を読者に投げかけてきます。例えば、クレジットカードを持つなら、2枚がいいか、4枚がいいか、どっちでしょう?みたいな質問です。そして、筆者の菅井敏之氏の回答とその説明がつくという本です。全部で25個の2択の質問があります。

 

質問の中にはわかるものというか、知っているものも含まれていましたが、全然知らなくて、あぁ、なるほどね、と納得できるものもありました。解説も良くできているので、いい勉強になると思います。もちろん、すべてがすべて役に立つというわけでもないでしょうが、自分の1つにでも役に立てばそれでいいと思います。

 

それと、お金に関する有名人の名言も書かれていました。アルバート・アインシュタインの複利の効果の名言、オスカー・ワイルドの金こそが人生で最も大切だという名言、ロスチャイルドの金に愛されるようになるべきという名言、尾崎紅葉の人間より金のほうが頼りになる名言。いずれもちょっとドキッとしてしまう言葉ですよね。(笑)

 

現在の人間社会では、特に日本では、お金は切っても切れない重要なアイテムですよね。だからこそ、お金を大事に扱うべきだし、お金を愛したり、愛されたりするべきですよね。お金は便利な道具でもあります。お金を避けるのではなく、積極的に活用して、豊かな人生を送りたいものです。

菅井敏之氏の銀行員としての視点

菅井敏之氏は、三井銀行(現三井住友銀行)に勤めていた経験があり、支店長までされていたそうです。その点で、彼の説明は銀行の視点がよくわかるというか、本当に分かりやすく解説してくれているのですよね。というのは、22年も銀行に勤めていた人だからです。22年の銀行員のアドバイスは有用ですよね。

 

ある意味、この本では銀行という社会の解説を忌憚なく・遠慮なく教えてくれています。既に銀行員を退職しているからこその発言ですね。この本を読んで、いい社会勉強になったなぁ、というのが私の感想です。メガバンクと信用金庫の違いをサラリと教えてくれたあたりはためになりました。

 

著者はこの本を書いている時点では、年間7000万円の不動産収入があるそうです。お金持ちになりたいなら、お金持ちの真似をするのが最短ですね。もちろん、失敗はあるでしょうが、リスクを避けながら、リターンを最大にする方法を会得するべきです。

 

そのためには、やはり勉強するしかないんですよね。手始めは、本を読むこと、読書をすることが一番リスクが少なく、コストも少ないやり方です。ですので、本を読むのはコストパフォーマンスがいいので、どんどんやるべきです。働いていない学生とかの人も、働いている大人の人もどんどん本を読んでいきましょう。

菅井敏之氏の大家としての視点

あと、やはり銀行の手数料については敏感になるべきですね。銀行って、利子はほとんどくれないくせに、手数料だけはなんやかんやですぐに取ろうとしますよね。銀行もうまく使っていないと、逆に銀行に使われてしまうなと思ったりもしました。細かいところから注意が必要なのです。

 

銀行も商売なんで、銀行の良い商売にされるのではなく、こちらがうまく有効活用するべきなのです。そのためには相手の内部事情や状況をよく知っておいたほうがいいと思います。そもそも菅井敏之氏も銀行を熟知しているからこそ、銀行をうまく使うことができて、不動産経営ができたわけなのです。

 

金持ち父さん貧乏父さんでも話にありましたが、悪い借金ではなく、良い借金をして、不動産を資産にすれば、どんどんお金を増やしていくことができるでしょうね。ただし、安易な発想で不動産投資をするのは失敗する可能性が高いので、特に気をつける必要があります。なかなか取り返しのつかない失敗もありうるので。

 

不動産絡みの話では、巷でいろいろと良くない話もありますよね。行動する前に、是非いろいろと調べてみてください。私もニュースや書籍とかでいろいろと聞いているだけに、なかなか判断がつかないところがあります。日本の少子高齢化率や空き家率などのピンチな話もありますが、観光客や移民などのチャンスの話もあると思います。

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