石坂浩二の励ましの声
2020年の夏ぐらいからガンプラを作ろうと思っていたのですが、なかなか作れなかった今日この頃です。理由はいくつかあるんですが、信長の野望の革新にはまっていたからというのが大きな理由でしょうか。革新は壮大な沼なゲームでどっぷりはまっていました。ちなみに今もはまっています、幸せなことに。
他の理由としましては、ガンプラが高騰化しているというか、ほしいキットがほしいだけ、いつでも手に入らなくなったんですよね。FGのこのザクだって、定価は300円と消費税10%で、330円のはずですが、アマゾンで買おうとすると、800円以上かかるわけですよ。なんか、作るのが萎えますよね、コレクションしたくなりますよね。
まぁ、好きなガンプラをコレクションしてると、天井の高さまで積みあがってしまうわけですが、それもちょっと萎えます。このコレクション、私の生前にすべて製作することはあるのだろうかと、途方にくれたりするわけです。そんなときに、石坂浩二氏のインタビュー記事をみまして、元気になったりしました。
そうか、プラモを150個積み上げても良いんだ、欲しいキットは最初から3つぐらい買っておけばいいんだ、という素晴らしい天啓のアイデアみたいなものが私の中にぴかーっと宿りました。さすがは石坂浩二、マニアレベルが相当ですね、勇気付けられました。それで、いそいそと私が望む旧キットのガンプラを収集する旅が始まったのです。
FG 1/144 MS-06F ザクII の素組み
FG03のザク2のキット、これ、2000年の5月に発売されてるんですね。つまり、20年以上前のキットです。というか、このキット、接着剤が必要ないのですね。私は初めて作るものだったので、勘違いしてました。40年前ぐらいのキットとはやはり違います。
作っているうちに思ったのですが、ガンプラって、盆栽みたいなものかなと。架空のミニチュアの世界です。ある意味、盆栽の中には宇宙が存在し、ガンプラの中にも宇宙が存在します。神は細部に宿るし、神はあらゆるところに自由自在に存在する、みたいな。
定価300円と消費税10%で330円ですが、これはコスパ高いですよ。店頭で見かけたら、ぜひ買うといいと思います。アマゾンやメルカリでこのガンプラを探してみると、この値段では買えないと思います。送料もありますし。
箱をパカッとあけてみると、緑一色です。色プラに慣れている身としては新鮮でいいですね。数十年前のことを思い出します。一色だからこそ、自分で塗ろうかという気持ちがわきますし、そこで個性や思い入れが出るのですよね。
1枚のぺらぺらの説明書を見ながら、ニッパーで部品を外して組み立てていきます。少しずつ丁寧に部品を組み立てていきます。やすりではみ出した部分を削りながら組み立てるのですが、どうもやすりの部分が私は下手なんですよね。
足の部分、ザクの脚部が組みあがりました。100均で買った紙やすりではみ出した部分を削っていますが、あまり上手く仕上げられていません。くみ上げた際にはあまり目立ちませんようにと祈っています。バンダイ、頼むぞ。
数時間後、FG03のZAKUⅡが完成しました。一色ながらも、なかなかいいやん!というのが私の感想です。関節はあまり動かないのですが、なかなかいいポーズですし、体型もごつごつした感じで、かっこいいです。
素組みでくみ上げた後、ばらばらにして、色を塗るのもいいですし、あるいは、改造していくのもいいですね。このザク、接着剤は一切使っていないところがすごい技術だと感じます。ある意味、日本の建築技術・製造技術を感じさせます。
私の理想のガンプラ
最近のガンプラは精度とか、完成度が上がるのはいいのですけど、マニアックな部分に行き過ぎているのが気になります。初心者や新参者が入り込まないものっていずれ衰退や没落の道に進むのは間違いないです。そこでエントリーグレードのEGですよ、というのも正しいような、間違ってるような。なんか、根本から間違ってる気もしなくないかなと。
私からすると、ガンプラを作っていると、仏像を作ってる気さえもするのです。そういえば、東京や横浜に巨大なガンダムを作ってるのは、ある意味、巨大な集大成の時期なのかもしれません。リアルサイズガンダムというのは現代の大仏であり、ガンプラとは現代の仏像だと考えると、しっくり納得できるのかもしれません。
2020年今現在、ガンプラの50%ほどは日本国内向けで、50%ほどはアジアやアメリカの国外向けのそうです。いいことです、ガンプラをじゃんじゃん輸出して、日本の文化を伝えてほしいですね。さらに新規のお客さんが増えれば何よりです。そのためにはガンダムをうまく伝える必要があります。
私の理想のガンプラは、日常にあるガンプラみたいなところがあります。プラモデルとして飾るのもいいのですが、何かそれだけでは物足りない。そこでネットで出会ったのが水槽の中のゾック、素晴らしいですよね。視点と考えと行動が素晴らしいです。
他にもマゼラアタックのラジコンとか、ドローンとか、あるいは、ホバリングするドム、戦車のように砲弾を撃てるガンタンク。2速歩行するガンダム、バーニアで空を飛ぶガンダムとかがいいですね。ちょっと前とか、ザク豆腐とかめちゃめちゃヒットしてたじゃないですか。ああいう、日常のガンダムが私の夢です。
ガンプラを生産しているバンダイナムコの今後の株価は?
ガンプラにたくさんお布施というか、投資している私としては、発売元のバンダイナムコの株価にも気になります。2020年12月9日現在、バンダイナムコの株価は9402円です。2000円ぐらいのときに買えばよかったですね、と反省です。しかし、持ち続けるのもかなり難しいです。
バンダイやナムコとかのエンタメ業界は、いつかどこかでなにかをやらかす、というジンクスがありますよね。日本が誇る娯楽業界の巨人の任天堂でさえ、いつかどこかでなにかをやらかしています。でも、その失敗から立ち直る姿がまたかっこよくて、ほれぼれするのです。
というわけで、バンダイナムコの株価が急落したときにはチェックしたいですね。固定ファンを持つ企業は強いと思います。ただ、右肩上がりに上がっているので、買ってみるのもありかと思います。コロナが流行中なので、自宅でおとなしく遊んでいるのがいいと思いますから。
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