吉村作治のビッグ対談 梅原猛先生 太陽の哲学
梅原猛も吉村作治も両者とも私の好きな学者ですね。両先生とも、自らの手を懸命に動かして、自分の道を切り開いてきた感じがします。いわば、実務実学の学者です。そこには、空虚な空気はなく、本物の胸にこみ上げてくる感動があるのです。
生きているリアルの梅原猛先生を初めてこの動画で拝見したのですが、なにか、岡本太郎に通じる空気がありますね。言葉に力があります、存在に力があります、本物の人だなと感じます。残念ながら、既に亡くなられましたが、著作を通じて、梅原先生の言葉と魂を感じることはできます。
西洋文明はギリシャ文明から始まったのではなく、エジプト文明から始まったというのは慧眼ですね。おそらく、エジプト文明は、ナイル川の賜物で、あんまり働かなくても、食べていける下地が初めて整った可能性があり、そこから文化や学問が始まったと。
そして、エジプト文明は太陽のONとOFFの二元論。あるいは、一神教と多神教の概念など、様々な文明に多大なる影響を与えた可能性がありますね。まぁ、エジプト文明は母なる文明ですね。日本も太陽神がいますが、どこかで影響を受けた可能性はあります。
しかし、吉村先生の太陽の船の発見は素晴らしいですね。言葉も素晴らしいのですが、行動がさらに素晴らしいのです。梅原先生のからっと晴れ晴れとした満面の笑顔も素敵です。結局、お金や時間は学問のために使うものだなと感じさせます。
残念な訃報が多く届く、昨今の時代ですが、新しい人の活躍に期待して、新しい学問の飛躍に期待したいですね。良い動画なので、みなさんもぜひ見てみてください。話を聞いているだけで、なんだか元気になってきました、私は。
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