将棋ウォーズで楽しく初段を目指す６５　力戦ＶＳ矢倉

今回は私が後手で、居飛車の戦いになっていますね。相手の方は１級です。相手の方は矢倉を組んでいきそうな雰囲気なのですが、右四間飛車を警戒しているような動きでした。金矢倉に対しては右四間飛車は有効ですが、６６歩と突いてくれないと、手詰まりになるような。

ということで、相手の意表をついて、中飛車に回ってみました。個人的には、雁木中飛車とかどうかなと考えています。ぜんぜん、雁木を今回は組んでいませんけどね。将棋は相手の意表をつく戦法じゃないと、あんまりよくない気もするのですよね。あるいは、事前研究をとことんやるかです。

相手の意表をついて、こちらが歩得しました、しかも、角でいい感じに攻めています。相手は居玉ですが、めちゃくちゃまだまだ堅いですね。中飛車って、王様が右に逃げても左に逃げても、どちらにせよ、距離は同じなので、攻撃力が高い気がします。昔はよく中飛車にやられていました。

相手の角を取る目処がついているので、思い切って、角銀交換をしていきます。相手の守備の駒を一枚づつはがす戦略です。守備駒を打つのも一手かかるので、攻撃するほうが有利ですね。将棋は先手と後手では、先手の方が勝率が高い理由かもしれません。

私の飛車が攻められていますが、一枚、こちらの方が駒がもらえるのでＯＫです。飛車がいまいちの場所に行きますが、桂馬が得になりますね。飛車が逃げると、王様の位置が戦場に近いので、かなり危険な状態かなと思います。

私の飛車の頭に歩がはられていますけど、無視して、相手の金を取っていきます。どうぞ飛車を取ってくださいの精神です。歩とかを相手にすると、逆にピンチになるような気がします。将棋は相手の王様を取るゲームなのは忘れてはいけないところです。

こちらは持ち駒がたっぷりある上に、相手の王様は守備する駒がほぼありません。桂馬と角の連携がいいですね、あるいは、桂馬と銀の連携もいいです。詰むかなーとか考えていて、残り時間が３分ぐらいになっています。ちょっと相手の王様が逃げる範囲広いですね。

なんか、詰みはない気がしたので、必死をかけてみました。こちらの自陣は詰まないだろうなというのを見越してです。相手の持ち駒は斜め駒ばかりなので、多分、詰まないんじゃないかなと。あるいは、相手の駒は守るのには不向きな駒ばかりです。

この瞬間、勝ち確定だなと思っていたりしました。やはり、相手は斜め駒がないので、こちらに詰みはないと。５５の角には気をつけて、詰み将棋をすれば、こちらの勝ちだなと。こちらの残り時間が１分ぐらいで、もうちょっと時間を残せるといいのですが、なかなか難しいです。

最近、ナチュラルに、自然に、詰め将棋ができている気がします。一瞬で、これは詰むとか、これは詰まないとか、なぜかわかるような気がします。もちろん、読みぬけとかもあったりして、酷い目にあったりもしているのですが。結局、５３の飛車はとられませんでしたね。

forza_bilbaoさん、対局ありがとうございました。