日本一住みやすい「家」とは
最近、私は家について考えています。
もちろん、考えるために、情報を集めていたりします。
住宅展示場などに行けば、会社の営業の人が
おすすめのモデルハウスを見せてくださり、
熱心に新製品や会社の得意分野を教えてくれます。
でも、それって、一方向の見方、考え方であって、
ある意味、会社の人のポジショントークとも言えます。
つまり、私からすると、いまいちよくわからないのです。
というわけで、いまいちよくわからないので、
家を建てた経験者の話や年長の人の話を参考にしたり、
本を読んでみたり、ネットの情報を集めていたりします。
でも、よくわからないのです。
調べれば、ますますよくわからなくなります。(笑)
それは家っていうのは、特に注文住宅というのは、
世界に1つしか存在しないというのがあるのでしょうね。
土地の大きさ、場所、気候風土、居住人数、住む人の家族構成、
予算、コスト、部屋数、理想の状態、必要なものなど、
答えが1つにならない、そして、妥協の産物だからでしょう。
というわけで、よくわからないので、ゆっくりと考えることにしました。
具体的には、情報を集めながら、ときめく理想状態を描くことにします。
私にとって、日本一の家とはどんな家でしょうか。
個人個人によって、日本一の家は違うはずですから。
日本一住みやすい「家」をつくるには
日本一住みやすい「家」をつくるには、という本を書いた
天野彰さんによれば、まずは動線のいい家がいいそうです。
生活しやすい家、空気が流れる家、人が集まる家。
これにはなるほどなーと思いました。
人が集まる家、歓声が上がる家の方がいいような気がします。
ある意味、囲炉裏のあるような家がいいようなしたのです。
いや、本当に火を使うんじゃなくて、
自然と人が集まる場所が用意されている家ですね。
一家団欒したり、他の人を呼んで楽しめる家ですね。
そういう家は、若くなり、元気になれる家だと思います。
あとは、居場所のある家、趣味が楽しめる家、寿命が伸びる家、
というのもなるほどなと思いました。
私自身もちょっとわくわくして、方向が見えてきました。
家相というのも意外に大事なのかもしれません。
統計的なもの、経験的なものの可能性もありますよね。
ちょっと考慮しておくのもいいかなと思います。
徒然草の家と現代の家
名作古典の徒然草では、家は夏のことを考えろ、
冬の寒さはどうにでもなる、とか書いていますが、
夏の気温が40度になる可能性がある現代ではどうなのでしょうか。
エアコンが必須のような気がするんですよね。
夏の熱帯夜で救急車に運ばれる人もたくさんいますから。
最近では、高気密高断熱を売りにしていることが多いですね。
エアコンがすぐに効き目があり、電気料金があまりかからない、
いわば、発泡スチロールのようなものに囲まれた魔法の家です。
あとは、地震対策の家はどうなんでしょうね。
住宅メーカーでは、かなり力を入れているような感じです。
このあたりは、住宅会社や大工さんを信じて、祈るぐらいでしょうか。
もちろん、細々としたこと、ちょっとしたことは準備できます。
そうした微差で結果が大きく変わることもあると
著者の天野さんは書いているので、小さいことも大事ですね。
徒然草にはなかったものが現代の家ではあります。
あるいは、現代の方が過酷な環境になっているかもしれません。
その点を踏まえると、新しい時代には新しい家も必要なのでしょうね。
伊勢神宮のように20年毎に家を作り直すのもありなのかなとか、
日本の伝統はスクラップアンドビルドなのかもしれません。
でも、長年持つ建築物もいいですよね、法隆寺とか姫路城とか。
日本一住みやすい「家」をつくるためには、という本は、
私の理想の家を考える上で、いい考える材料になりました。
みなさんも機会があれば、ぜひ読んでみてください。
家を建てるのは大変な作業ですからね。
金額の大きい買い物でもありますし。
じっくりとよく考えるのがいいと思います。
最後の最後は、人や会社を信じるしかないですね。
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