感想 わたしが正義について語るなら

子供の頃、手のひらを太陽に、という歌が好きだった。

子供の頃、アンパンマンの紙芝居が好きだった。

 

なぜ、好きなのかは子供の頃はよくわからなかった。

 

でも、大人になって、この本を読んでみたら、わかった。

それは、やなせたかしはウソではない正義を語っていたからなのだと。

まあね、初恋なんてそんなもので、生きていればあの人もぼくと同年齢ですから、すべては夢みたいなものです。 P55

やなせたかしは詩人ですね。

美しい世界を歌っています。

 

なぜ、美しい世界を歌っているのかといえば、

美しい世界を見ようとしているからです。

 

なぜ、美しい世界を見ようとしているのかといえば、

悲しい現実を目の当たりにしてのことでしょう。

 

だから、悲しさがある美しさをみんなが評価するのでしょうね。

なんの先入観もなく、欲もなく、すべての権威を否定する、純真無垢な魂を持った赤ちゃんは、冷酷無比の批評家です。 P98

本の内容は、アンパンマンの作者である、やなせたかしの自伝です。

自伝であるがこそ、アンパンマンの誕生やそこに至る経緯が詳細に書かれています。

 

なぜ、アンパンマンが名作なのか、その理由が書かれています。

やなせたかしは、戦争を体験している分だけ、言葉に重みがあります。

黙って聞いて、黙って考えさせられる力があります。

そこには軽薄で、空虚で、虚偽の世界はありません。

愛と勇気だけが友達さ  P123

アンパンマンで最も有名なフレーズの1つです。

愛と勇気だけが友達なんて、寂しいし、悲しいですよね。

 

でも、それを乗り越えることこそに、正義がある、

そんなメッセージがあるのかもしれません。

 

あなたに愛はあるのか、あなたに勇気はあるのか。

やなせたかしは歴史に残る日本の詩人ですね。

コメント

  1. ばやし より:

    ブログランキングからきました。
    やなせたかし大好きです
    子供が、観ている影響で好きになりました