広瀬章人新竜王おめでとうございます!
2018年12月20、21日に山口県下関市「春帆楼」で
第31期竜王戦七番勝負の第7局が行われました。
結果は、広瀬章人八段の167手で勝利でした。
というわけで、新竜王の誕生です。
広瀬章人新竜王、おめでとうございます!
棋譜を眺めてみると、最初から広瀬新竜王がリードしてますね。
スキがなく、ミスなく、堅実な手筋で進めていった印象があります。
羽生さんからすると、先がなかなか見えない苦しい戦いだった気がします。
羽生さんからすると、いいところがあまりなかった感じがします。
広瀬新竜王の王様が常にかなり遠かった気がします。
しかし、これだけの緊迫した熱戦は棋譜からも伝わってきます。
ガチの勝負は体の中がメラメラと燃える何かがあります。
両雄にすばらしい棋譜をありがとうといいたいです。
羽生ショック
ただ、正直、ショックです。羽生ショックです。
羽生さんが負けたことに対して、ショックを感じます。
いや、私もなんとなく負けるのではないかと危惧してたのですよ。
下関市長の振り駒で羽生さんが後手に回ったのも運なのでしょうか。
勝負は時の運といいますが、まったく先が読めません。
そもそも、羽生さん自身が若手の棋士の台頭で
タイトルを防衛するのは厳しいかなとか言ってましたもんね。
さすが、運がある人は、予想も当たってしまいます。
自己予言ともいえますが、その予言が的中した感じですね。
まぁ、なんで私がショックかといえば、
時代の変わり目を感じたからでしょうか。
平成の将棋界のスーパースターだった羽生さんが
平成の終わりとともに無冠になるのは、
なんとも象徴的な何かを感じます。
あぁ、終わっちゃったんだ、終わるんだ、みたいな雰囲気です。
夕焼け小焼けが過ぎて、夜中が来たな、みたいな雰囲気です。
八王子将棋クラブも閉所するみたいですし、
なんだか、1つの時代が終わったな、という寂しさです。
将棋界の新しい時代
現在、将棋のタイトルホルダー、若手が多いんですよね。
20代、30代のタイトルホルダーが多いです。
渡辺明棋王も見た目と違って、30代です。
将棋って、昔は老人になってもだいじょうぶみたいな
雰囲気がありましたが、現代というか、ここ最近は、
そういう様子があまり見当たらなかったりします。
将棋界も新しい時代が確実にやってきてますね。
中でも藤井聡太7段の快進撃ぶりは話題沸騰中ですよね。
おいおい、まだ16歳なのに7段かよ、みたいな驚きがあります。
私としましては、羽生先生は暇な時間も増えるでしょうから、
ここでAIと一緒に精神と時の空間で鬼の研究をしまくって、
叡王を含めた永世8冠を目指してほしいですね。
結果が出せなかったのは、自分自身の実力が足りなかったからだと思います。また力をつけて、次のチャンスをつかめたらと思います
さすが、超一流の人は違います。
現実を冷静に見極めて、未来へとすでに目を向けています。
ゆめはかなうは羽生先生を応援します
しかし、羽生さん、全力を尽くした感じがするんですよね。
それなのに、羽生マジックが現れなかった印象です。
羽生さん、もう48歳なのですね、時の流れにビビります。
やはり、寝癖をつけていかなかったのが敗因だと思います。
それと本を出版しすぎでしょうか。
羽生先生、いつもそうなんですよね。
7冠の時もそう、永世名人の時もそう、永世竜王の時もそう、
そして、今回の通算100期の時もそう。
周りの人をじらして、じらして、喜んでるフシがあります。
見ているこっちはやきもきして、落胆するんですよね。
たしかに、かんたんに達成すると、
次、何を目標にすればいいのかわからなくなります。
すぐに燃え尽き症候群とかになってしまいますよね。
その点で言って、羽生さんは将棋を楽しんでいるフシがあります。
将棋で遊んでる感覚があります、我々をもてあそんでいます。
その楽しむ雰囲気、遊んでいる感覚、大事ですよね。
生きることの頂点は最終的にはそこにたどり着く気がします。
生きることは楽しむこと、遊ぶこと、
羽生先生は我々に身を持って、そのことを教えてくれてる気がします。
羽生先生が無冠になって、どのように名乗るか注目されていますが、
私としては、羽生善治国民栄誉賞と呼ばれるのがいいのではないかなと。
いや、多分、羽生9段だと思うのですけどね。
羽生無冠、と呼ばれるとするなら、ちょっと笑ってしまいます。
ゆめはかなうは羽生善治先生を応援します!
広瀬章人新竜王、おめでとうございます!
今後の将棋界の発展をますます期待しています。
追伸
私も春帆楼でふく料理をたらふく食べたいです。
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