カゴメが中国のトマトを使用停止
というか、カゴメ、今まで新彊のウイグルで生産されたトマトを使ってたのかーという驚き。なんでも安ければいいっていう話ではないですね。ただ、安いと売れてしまうのも事実なんでしょうね、商人としては抑えきれない魅惑なのでしょう。
なるほど、トマトは昼夜の温度差があるところがいいのですが。確か、トマトは南米原産だったと思いますし、そういう場所がいいのかもしれません。でも、やっぱり、中国は日本に近いし、人件費が安いから進出したような気がしますね。でも、新彊はやっぱり遠いかもしれません。
一方、ユニクロは新彊産の綿花を使うことにノーコメントとのこと。商人だからどうしようもないのでしょうね。政治よりもお金の方が大事みたいな雰囲気です。多数の労働者を抱える会社にとっては頭の痛い問題ではあるのかなと。ちょっとしたことで致命的な大ダメージをうけることも良くありますので。
カゴメとグローバル化と日本
まぁ、なんで、世の中グローバル化したのかといえば、関税が安くなったからの様な気がします。あとは、保存技術の向上でしょうか。労働賃金が安いところ、多数の人口がいるところに過去30年くらいどんどん企業も進出していった感じがします。日本政府もODAとかでいろいろと後押ししたのではないでしょうか。
ただ、そのグローバル化の波もちょっと怪しい雲行きになった気もします。コロナで日本がマスクやビニール手袋などを生産できないという事態からみなさん、反省し始めたような気がします。確かに、どこかの国に任せ過ぎるのもボトルネックになりますよね。今まで使っていたものが使えなくなる事態も考えておくべきです。
最近、スーパーとかでトマト缶とか流行ってますけど、イタリアとかからやってきているのは驚きです。なんで、こんな値段で売ることができるのか、不思議に思ってると同時に、なんで日本はこの値段で生産することができないのかと不満に思っていたりもします。イタリアはどうして安くトマトを生産できているのでしょうね。
日本ももうちょっとがんばってほしいです、それと同時にカゴメにもがんばってほしいです。なんとか、日本にいる日本人で安くて美味しいトマトのみならず、食料全般を作ることはできないでしょうか。外国人労働者をできるだけ使わずに、安くて、安価な商品を自国で作っていくことが今後の日本人の課題であるような気がします。
カゴメの今後の株価は?
2021年4月19日現在のカゴメの株価は3300円です。カゴメのPERは約33、PBRが2.7なので、なんともいえないところです。買い時とも、売り時ともいえない現状かなと思います。むしろ、若干、中国関連で荒れそうな雰囲気もあるので、売り時なのかもしれません。
株式優待として自社製品を送ってくれるので、主婦としてはうれしいところがあるかもしれませんね。カゴメとしてもハッピーだし、株主としてもハッピーに感じられるでしょう。カゴメとしては、自社製品で株主によりいっそうのファンになってほしいのでしょうね。
10年単位で見てみれば、第2波の下り坂といったところでしょうか。なかなか難しいところですね。2000円付近まで下落したときが買い場とも考えられますが、そういうときは、おそらく、他の株も買い場であることも多いです。
最近、ツイッターで話題になってました。カゴメはお祈り(お断り)メールを送るのではなく、お礼の自社商品を送ってくるようです。お祈りメールを送ってたら、社会に敵を増やすみたいなものですよね。ところが、カゴメは社会に味方やファンを作るように努めています。さすが、一流会社、という感じがしますね。
カゴメの平均年収は?
調べてみるまでは知らなかったですね、カゴメの平均年収がこんなにいいなんて。カゴメの平均年収754万円ですか。儲かっているなーという感じがします。トマトという強力な商品を持っているので、安定経営なのでしょう。トマトを一貫して生産する強みを感じます、今の言葉で言うと、6次産業の形態を昔からとり続けているわけです。
まぁ、カゴメが早晩に倒産するとかというのは考えられないので、安定した会社といえば、安定していると思います。というのは、人間、食べていないと、生きていけないからです。それに食のこだわりというのは、なかなか変わらないからですね。カゴメのケチャップは美味しいですね。密かに、私の家ではソースもカゴメでした。
個人的に期待したいのは、日本でトマトを安価に生産できないかなというところです。あるいは、トマト以外にもどんどん野菜を作ってもらって、いい野菜をどんどん加工販売してもらえたら、日本人の食生活のみならず、日本の文化が豊かになるのではないでしょうか。
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