作戦をいろいろと考えるのもどうかと思ったので、居飛車棒銀でやるのはどうかなと思いました。あんまり桂馬がぴょんぴょん跳ぶと、防御力が弱くなるのがちょっと嫌なんですよね。飛車を角でいじめられるのがあんまり好きではないです。
ということで、今回は棒銀・原始棒銀で攻めています。プロの戦いでは、今現在あまりみられませんが、加藤一二三九段が棒銀を愛用していたので、それを信じてがんばってみるのもいいかもしれませんね。棒銀のメリットはわかりやすいのと守備が強い気がします。
王が88の地点にいると、棒銀では攻めれないというのは知っていました。ただ、実際問題、何とかならんかなと考えています。結局、なんともならなかったです。棒銀は88玉で守られると攻めきれないかなと。歩と銀と飛車だけではなんとも無理でした。
試合後に考えてみるに、角交換して69角などを貼ってみる方法が1つ。8筋をあきらめて、7筋の袖飛車で攻める、ぐらいでしょうか。7筋の歩を進めるなら、すでに棒銀じゃない気もするので、やはり棒銀ならば角交換して、角を相手の陣地に貼るぐらいかなと。
角交換まではできましたが、手と時間を無駄につかって、3筋から攻められています。相手の方の袖飛車の攻め方が鮮やかでしたね。飛車と桂と銀をいいコンビネーションで攻めているなと。今後の私の攻め方の参考にしたいです。ただ、2筋を突いたらもうできない攻めですが。
というか、69角を貼るべきでしたね。その手は見えていたのですが、その後の展開がいまいち予想できなかったのです。その結果、ひよって、飛車を攻める方向に角を張ったのですが、相手の攻めを呼び込む逆効果にもなった気がします。
これは私の悪手ですね。相手の方に32銀を貼られていたら、もはや詰みまで行くレベルの形勢でした。馬と飛車にプレッシャーを与えたかったのですが、ちょっと守りのほうを見ていなかったです。ただし、相手の方は馬を逃げていました。
ソフト解析としては、2000点から3000点ぐらい負けています。ほぼ敗勢です。攻めれてないですし、守れていないし、こっちのいいところがないですね。すべては飛車先でうだうだしていたことが原因です。
王手角取りというこちらからすると涙目な一手です。防ぎようがないところがまた痛いです。底歩ができるところがまだ救いがあるといった感じですか。
しかし、龍飛車取りという歓喜の一手です。しかし、形勢はまだまだこちらが悪いという状態です。龍飛車取りって珍しくないですか?
馬と桂馬の攻めがなかなか大変でした。でも、相手の時間が少ないので、ささっとこちらは指し手、相手のミス待ちです。相手の手番で考えて、すぐにこちらは指すことにしてます。こちらとしては、相手の飛車を取って、金を取れば、勝ちが見えます。
相手の方が71の桂馬を取ったところで勝ちを確信しました。72と金、と寄られていたら、こちらの詰みがあるみたいでしたが、短い時間ではなかなか見切るのは難しいですよね。置き去りにされた95銀がなんともかんともな将棋でした。
ぴよ将棋だったら、ぼろ負けだったと思います。コンピュータはどの場面でも的確で強いですし、時間をほぼ使わず、間違えることがないですからね。だからこそ、ミスをする人間同士がゲームするのは楽しいのかもしれません。
Kuma_Xさん、対局ありがとうございました。
コメント