将棋ウォーズで楽しく初段を目指す64 力戦VSアヒル囲い

将棋

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さて、今回は私が後手なのですが、なんか、この雰囲気はアヒル囲いかもしれませんね。97角、26飛車となれば、おそらく、アヒル囲いです。アヒル囲いの人って、おそらく、ユーチューブのアヒルマンにかなり影響されていると思うんですよね。だから、アヒルマンと指し手が似ているはずです。

私の予測どおりになりました。ということで、縦歩取りされないために、44角と上がり、さらに35歩と突く準備をします。34の歩を縦歩取りで取られても、評価値的にはそんなに悪くないので大丈夫なのですが、相手の気勢をくじくために事前の対策です。私もアヒルマンの動画を見ているので、研究済みです。

予想通りの展開になりました。さて今回は8筋の歩をついているので、居飛車で行きましたが、対アヒル囲いに関しては、微妙に居飛車は相性が良くない気がします。向かい飛車か中飛車がいいような気がしますね。あるいは、3間飛車もなかなかいいかもしれません。囲いは穴熊だけしないほうがいいかなと思います。

相手の飛車をじりじりと圧迫していきます。角銀交換されないようにじわじわ進めて行きたいですね。あるいは、飛車交換もダメです。61の金は72の方に上がった方が良かった気がしますね。とにかく相手の飛車と角を安い駒で捕獲するようにがんばる作戦です。王様は囲うというよりも、王様も防御の1つの駒と考える方がいいかもしれません。

相手の桂馬がぴょんぴょん跳ねてきました。アヒル囲いは飛車に対して、めちゃくちゃ固いので、相手の飛車を取っても相手陣をすぐに崩せるわけではありません。角と桂馬のコンビか、あるいは、小駒で相手の陣地を崩すことが重要です。あるいは、飛車か角で相手の金銀の2枚交換を狙うかですね。

角を犠牲に、相手の飛車を討ち取ることには成功しました。評価値的にはこちらのほうが優勢ですが、こっちは防御も攻撃も考えないといけないのに対して、アヒル囲いの相手は攻撃だけ考えればいいというのは、有利ですよね。アヒル囲いを組むと、王手飛車取りとかがほぼないのですよ。アヒル囲いは時間の短い将棋でかなり強いと思います。

この98歩は悪手でしたかね。攻めが遅いですし、と金と成桂が迫ってきてますから、金を43に退避させたほうが良かったかなと。あるいは、攻めるならば、99桂成りで一気に清算する方向に持っていったほうがいいかなと。また水匠先生に教えてもらいましょうかね。あと、長考し過ぎで、残り時間が3分切ってます。

この時点で冷静に見てみれば、3手詰みになっています。しかし、時間がなかったので、焦っていて、対局中は見逃していました。ちょっとねー、無駄に長考しているとこがあるんですよね。どう転んでもダメなときは、ばっさり思い切るのもいいかなと反省します。86の角が微妙にいやだったんですよね。

さて、残り12秒です。もうね、悩んでいる時間はありませんし、考えてる時間もありません。さらにいえば、受けに回った時点でこちらの負けになるでしょう。ということで、見ているあなたもあと12秒で相手の王様を詰ましてみてください。

はい、12秒で私は相手の王様を詰ますことに成功しました。残り0秒で勝ったのは、初めてかもしれません、いや、初めてな気がします。いやー、もうちょっと研究しておけば、あるいは、もうちょっと思い切った手を指せば、こうにはならなかった気がしますが、激闘でした。

 

ooheavenさん、対局ありがとうございました。

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