３切れ将棋を指しているヤードさんの将棋動画、いいですよね。コメントが愛のあるアンチだらけで笑ってしまいます。ヤードさんを叱咤激励している、という感じでしょうか。なぜに、コメント欄でヤードさんが叩かれてしまうのか、それはまるで成長していない、と安西先生に思われる将棋だからでしょうね。
つまり、過去の将棋を反省しない、詰め将棋や新しい戦法などの勉強をしない、言い訳をして開き直る、といったところでしょうか。でも、それもそれでいいような気が私はしました。というのは、ヤードさんは楽しく将棋を指しているから。ヤードさんは主に鳥刺しという戦法を使っているようで、なるほどなー、という感じがしました。
私、ヤードさんの将棋動画で一番面白いのは、悪手を指したり、負けたりするときだと思うんですよね。ウギャーという断末魔が一番笑ってしまいます。これは一種のエンターテイナメントでしょ、みたいなところです。逆に、勝った時もチャンネル登録高評価をよろしく、という宣伝文句もじわじわと面白く感じたりもしています。降段してもそれはそれで楽しそうです。
将棋って、難し過ぎるゲームなので、普通の人はふつう間違います、正しくない手を指してしまいます。そこがアマチュア将棋の一番面白いところじゃないかなと。人生でも間違えるし、将棋でも間違えるのです。でも、それを受け止めて、なんとかやっていくのが面白いんじゃないかなと。あるいは、何度でも立ち上がることです。
将棋って、廃指しもけっこう楽しくて、私も休みの日とかは夜な夜な指しこんで、やばい、もうすぐ夜明けだ、みたいなこともあります。勝敗とか気にしなかったら、けっこう楽しいものなんですよね。というわけで、ヤードさんの気持ちもわかります。将棋はいい趣味ですね、いいゲームでもあります。
所詮アマチュアは、勝っても負けても意味がありません。初段になろうが、５段になろうが、別に関係ないと言ってもいいかもしれません。だからこそ、将棋が楽しいっていうのを一番重要視するべきなんじゃないかなと。アマチュアは将棋で勝っても負けても楽しいな、と思える状態がベストなんじゃないかなと。それを思うと、ヤードさんは楽しそうだなぁ、と思うわけです。
あと、ヤードさんは何気に負けの将棋をさらしているのもいいかもしれません。私も含めて、負けの将棋って公表しにくいんですよね。将棋って、負けず嫌いの人が多くて、それが悪い方向に進むと、ソフト指しみたいな不正行為の温床になるわけです。負けを含めての将棋なんですよね。
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