コーナンとは?
コーナンって知っていますか?関西を中心としたチェーン展開するホームセンターです。東証一部にも上場しています。関東だとカインズとか、東急ハンズみたいなものでしょうか。ただ、このコーナン、大阪を地場とするだけあって、商人の企業です。
おそらく、コーナンの名前の出所は、港南であって、つまり、大阪の泉州地方や堺市あたりだとおもうのですよね。難波の商人・大阪商人です。創業者の疋田耕造氏が1967年に港南株式会社を作ったのがコーナンの始まりのようです。そこで、どうしても大阪人に受ける商品を作る必要があったはずです。
ですので、コーナンは単純明快に、安さと機能で勝負している企業だと思います。大阪人ってわかりやすさを重視する雰囲気があるからです。そして、コーナンは実利で勝負している企業だと思うのですよね。安いだけではダメなのですよね、機能がありすぎてもダメなのですよね。そこをビシッとストレートで抑えてくる企業風土をお店を見ていて感じます。
そういった点で、別にコーナンはさほどオシャレなお店ではなく、さほどオシャレな商品でもないです。ここが東急ハンズとかとは違うところでしょうか。コーナンはコストパフォーマンスとシンプルさが大好きな男性に支持されるようなお店かもしれません。実際問題、職人さんたちのための商品を集めたコーナンプロも繁盛してるみたいです。
コーナンはお店を見ているだけでも楽しい
最近は、どうしてもコロナなので、ネット通販とかネット関連がどうしてもメインになってきますよね。人と人との接触をできるだけ避ける動きが濃厚です。ネット企業やテイクアウトの企業は好調で、波に乗っているという話もちらほらとよく聞きますね。その逆で人と人が接触する企業の決算はダメダメな感じっぽいです。
ただ、やっぱり商品の実物を見てみたいというのはあります。手にとってちょっと試してみたいというのもありますし、使い心地はどうなんだろう、大きさはどうなんだろうという部分があるからです。ここがネット通販やネットショップではまだ手の届かない何かを持っているお店だと思うんですよね。
個人的には、コーナンの防災グッズやバーベキューグッズやテント用品などに今は心がひかれています。相変わらず、災害があちこちで起こっていますし、他人事ではすまないような感じがします。いつ自分が災害に巻き込まれるかもしれないので、防災用品をそろえておいた方がいいような気がします。
バーベキューやテントは、半分が防災で半分が趣味です。大地震や洪水などの大規模災害で水や電気が寸断されたとき、救助がくるまでは何とか自力でしのげるようにしたいですね。といっても、道具や材料などがなければ、無理なものは無理なので、ちょくちょく少しずつ楽しみながらそろえていきたいところです。
他にも、コーナンではペット事業・ペット部門もお店の中にありまして、老若男女問わず、人気みたいです。最近のペットは家族みたいな感じですし、少子高齢化の中ではペットは癒しみたいな存在になってる気がします。ある意味、ペットは孫みたいな存在なのかもしれません。
ちなみに、コーナンの独自ブランドに、southern port(サザンポート)というのがあります。日本語にすると、南の港です。石橋さんが創業者のブリッジストーン、ブリジストンを想起させるネーミングです。まぁ、こういう安直な感じがいいですね、ちょっとした笑いも感じられます。
コーナンeショップというのもあるので、家の近くにお店がない人でも購入可能です。2020年8月現在、7000円以上購入すれば、送料無料となるところもうれしいですね。まぁ、アマゾンの2000円以上の購入では送料が無料になるのは、やはり破格ですね。そりゃ、アマゾンの株価は上がるし、創業者のベゾスも儲かるわって話です。
コーナンの今後の株価はどうなる?
2020年8月5日現在のコーナンの株価は、4025円。PERが11.56、PBRが1.06とお買い得な株価ではないでしょうか。しかも、2020年の7月の決算で非常にいい数字を叩き出しています。コロナ特需といってもいいでしょう、詳しくは会社のIRを自分の目で見てみてください。
コロナの緊急事態宣言のときは、どこにもいけなくて、どこにも行く場所がなくて、あまりに暇だったので、家でバーベキューとかDIYや掃除とかをしていたとかよく聞きましたね。その意味で、ホームセンターがアメリカでも日本でも大盛況になったというわけなのでしょう。
自粛ムードが高まれば高まるほど、コーナンの力が発揮されるような気がします。どうしても、人間って暇には耐えられないんですよね。だから、何か楽しいことをしたいなと思うわけです。コロナ禍であっても、その楽しい何かを提供できるコーナンの利益も上がっていくのではないでしょうか。もちろん、そうでもない可能性もありますが。
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