おっさんが夏休みにENTRY GRADEのEGガンダムを組み上げてみた

ガンプラ

ヤマダ電機で1つだけ売っていたENTRY GRADEのEGガンダム。それを見つけたので、私はガンプラの山を作っていました。しかし、世の中がコロナ禍なので、ガンプラもすっかりと姿を見せなくなりました。そこで、しかたなくガンプラの山をすこし崩すことにしました、めでたしめでたし。

 

いやー、再販のガンプラ、初代から逆襲のシャアまででHGか旧キットがほしいんですけど、なかなか発見できないですね。発見できたらうれしいのですが、ガンプラの山が高くそびえたつことにもなるのですが。ガンプラは微妙に消耗品なので、なかなか扱いに困るところがあります。

 

箱をパカッとあけてみて、ランナーを見てみる。色プラでいいなぁ、と思うわけです。初代の300円のキットを見ると、雲泥の差がします。しかし、あれはあれでよいのですよ、モナカキットの昭和を感じられて、ノスタルジーな気分になります。

 

でも、やっぱり塗装はめんどくさいので、色プラがいいです。ただし、個性がなくなるという諸刃の剣でもあります。上手なガンプラから下手なガンプラまで、いろいろあったほうが多様性があり、豊かであるのも事実かなと思うわけです。昭和にはそういうのがあった気がします。

 

EGガンダムの組み立て説明書を見てみると、戦慄が走る。なにか、違う。すごく説明が簡潔で短くて、左と右のパーツの番号が同じで、さらにいえば、左と右の違いがない。すごい合理化だな、と驚きました。なんか、昔のお菓子のおまけのような感じがしました。

 

その合理化のおかげでさくさく作れますし、制作上の間違いも少なくなくなるのではないでしょうか。もうね、ガンダム世代もおっさんになってしまって、目もしょぼしょぼ、手先も微妙、根気も続かない、みたいなことになってる気がするのです、それがガンプラの山なんですよね。

 

道具が必要ではない、つまりは、ニッパーややすりなどが必要ないと箱と説明書にきっぱり書かれていましたが、いやー、ちょっと無理でしたね。無理に取ろうとするとバキッと折れそうな気がしたので、ニッパーで切り取りました。そして、バリの部分もやっぱり出てきましたね。

 

それでも、このEGガンダムの雰囲気は良い気がします。HGやRGシリーズよりも気に入りました。もっとたくさんEGシリーズのガンプラを発売してほしいですね。値段も安いし、作りやすいし、強度もありそうで、おすすめな感じがします。

 

しかし、すごく驚きだったことは、組み上げるのが早い早い。1時間も経たないで、EGガンダムを作り上げることができました。すみ入れもしないし、バリもやすりで仕上げない素組みなのですけどね。いや、それでもHGに比べたら、段違いの速さです。

 

ガンプラ自体の構造も興味がわきましたね。HGの構造を簡略化したような、それでいて、強度は有るような気がしました。あ、ちなみに、ちょっと作り方を間違えていたり、つけるものを付け忘れていたりと、あとからちょっと直したりもしました。

 

ポーズもダイナミックに動いたりもしました。ラストシューティングのポーズなどもできたような可動領域です。ただ、ポーズを作るうえで問題はビームサーベルがないことですね。テレビで有名なポーズとかができないじゃないですか。噂では2021年の12月に、さらに武器のついたバージョンも発売するとか何とか。

 

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なんでしょうか、武器セットを売り出すのはバンダイの伝統商法なのでしょうか。40年ぐらいと脈々と繋がる一子相伝の技のような気もしてきました。ビームサーベルはニッパーで外してくださいと書いてるのは、うむ、それでこそバンダイ、ってな気分です。

 

と、まぁ、いろいろと感想を書いてきましたけど、これは買いですね。ただし、このガンプラ、8歳以上の人が対象みたいなのですが、子供がこれを喜んで作るかといえば、微妙過ぎます。初代のガンダムを見てる子供なんて、大きいおっさんが導いてないと無理だろ、みたいなところがあります。

 

逆に、老人が頭や手先の体操にどうかなと思ったけれども、やっぱりガンダムはおっさんぐらいじゃないと無理なんじゃないかなと思ったりもしました。というのは、ガンダムの上の世代は、戦車や飛行機や軍艦や城などのミリタリー世代かなと。今いるおっさんが老人になるまで時を待たねばならないですね。君は生き延びることができるか?

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