自己啓発と呼ばれる本はたくさんありますが、本田健さんの書く本は小説っぽい感じでありながら、どことなくリアルさを感じるところがあります。多分、リアルな経験や知識をいろいろと詰め込んでいるのでしょうね。だから、妙に説得力があるというか、腑に落ちることがあります。この本には著名人の名言も書かれていたりしますし。
私も本田健さんの本はいろいろと読んでいますが、どことなくキャラクターが一貫しているところがあります。この「大富豪からの手紙」の本の中身の主人公もいつもと同じような印象を受けます。おそらく、本田健さんをモデルとした主人公なのでしょう。また、読んでみて、ちょっとした感動があるところがいいです。映画化しやすいような内容ような気がします。
「大富豪からの手紙」の主人公、佐藤敬(けい)という主人公は神戸出身なのですが、本田健さんも神戸出身だそうです。どこで聞いたか、あるいは、読んだかははっきりしないのですが、本田健さん自身も親子関係で悩んだという話を聞いたような気がします。この本の主人公も親子関係で悩んでいたりします。
この本は約350ページあるのですが、さらさらっと読ませながら、グイグイと引き込まれました。読んでみての感想としては、できそうなんだけど、なかなかできないかもしれないな、ということです。とにかく内容がふわっとしながら、さらさらっと問題解決していくのですよね。(そもそもおじいちゃんから長い手紙を受け取るのはほぼありえないような。)
しかし、現実はそんなこともなくて、時間をすごくかけて解決することもあったり、あるいは、一生をかけても問題を解決できないこともあったりするでしょうから、この本ほどの期待や希望はなかなか実現できないかなと思います。現実世界の関係上、行動するというのはなかなか難しいところがあるからです。
ただ、いいことを言っているなーというところもこの本にはあるのですよ。そういう心に響くことがこの本で一つでも見つかれば、それはあなたにとっていい本だと思うのです。おそらく、人間、生きていれば、悩むこともたくさんあると思います。そういうときは、ゆっくりと本を読んでみるのもいいと思います。
というのは、自分自身の枠の中、自分自身の考えの中で考えると、答えが見つからない場合があるからです。つまり、答えは自分の外にあるときもあるのではないでしょうか。そういうことで、ゆっくりと自分の外を眺めるという意味で、本を読むということは有用ですね。また、本を読んで、新しい知識をどんどん吸収することが大切です。
それと、成功するためには、挑戦し続けることが大事、みたいなことが書いていましたが、その通りですね。そのためには、失敗をどう活かすかということですが、やはり好きなことでの失敗でないと受け入れることは難しいでしょうね。結論として、自分の好きなことをやることが成功への道ですね。自分の好きなことだと、人間、さらりと行動できます。
あなたの好きなことをするのがあなたの幸せであり、あなたの夢です。
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