羽生善治の将棋から学んできたことを読んでみての感想

将棋

この本は将棋の本ですが、読んでみて将棋が強くなるという感じではなかったです。羽生善治九段の生い立ち、日本の将棋の成り立ち、将棋についてのこと、子供たちからの一問一答という感じでした。ただ、興味深い点も多々ありました。

 

子供たちからの一問一答は2002年8月に行われたそうですから、いまから約20年前のことです。ですが、今でもためになるというか、色あせていない何かがありました。羽生さんは20年後にこの本を読み返したら、どんな気分になるか楽しみとか書いていましたね。

 

個人的には、この本は将棋好きの子供を持つ親御さんが読むといいかなと思ったりしました。プロの将棋についてよくわかる本です。まぁ、プロ棋士になれる人は1年に4人しかいないので、ほとんどの人とは縁のない世界なのですが、知ることだけでも文化の一端を知れて、有益かなと。

 

いやはや、将棋の世界は、勝負の世界で厳しいものがありますね。でも、その厳しい世界の中でも楽しむことができる人が続けられる人なのでしょうね。もちろん、趣味として将棋を楽しく続けていくのもありだと思います。文化の一つとして将棋はいいものだと思いました。

 

コンピューターのAIを使ったことにより、将棋の世界はがらりと変わった気がします。今後はどのように将棋が変化していくのか、楽しみでありますね。それと同時に、日本の文化の一つとして、将棋が多くの人に愛され、対局されていくといいなと思いました。

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