将棋ウォーズで楽しく初段を目指す２０　居飛車ＶＳ居飛車

最近、ちょっと将棋がスランプですね。あまり考えずによくない手を指して、形勢を悪くして、そのまま敗北というのもよくありますし、勝った対局でも、すごく悪い手を指しているなと、あとから反省することが多々あります。今回は相手の方が右四間飛車の予感。

相手の方の得意戦法が右四間飛車と表示されてたので、角交換しました。でも、いつもの癖で、７７銀と上がってしまったのがよくなかったですね。この７７銀のせいで、こちらの囲いなどが窮屈になってしまい、いろいろと伸び伸びとできなくなりました。

相手に馬を作らせるのは、想定の範囲内で、評価値も互角なのですが、５７角打ちはよくなかったですね。打った瞬間気づきましたが、同馬、同金に６５桂と跳ねられたら、こっちがよくない展開になっていました。まぁ、その手は打たれなかったのですが。

相手の７７桂馬のせいで、しぶしぶ９７銀と移動しました。うーん、形勢がよくないです。なんかね、こちらの駒はバラバラなのですよ。さらにいうと、攻める手立ても上手くいってないという感じです。これこそ、将棋のスランプでしょうか。

自陣の防御を固めていると、相手の方が馬と銀を交換してくれました。このあたりはちょっと一息入れることができました。ただ、私の考慮時間がもうあと５分ということで、ちょっと焦っています。考えている割には成果が上がってないですね。

この場面で、ようやくこちらが優勢かなと感じました。ＡＩ解析によると、こちらが＋８００点ほどでした。

ここで、何を血迷ったのか、７５香車を打つという。無意味です、タダです。これを取られたら、形勢が互角だったのですが、相手の方が警戒して、他の手を打ってきました。お互い、スランプなのでしょうか、泥沼の戦いになっています。

こちらが飛車角全部取っているのですが、相手の持ち駒がけっこう豊富です。個人的には、飛車の方に逃げていこうかと考えていたのですが、それもあんまりよくなくて、上のほうに逃げていくのがよかったみたいですね。というか、次の７６銀が意表をつく相手の行動だったのですよ。

泥沼状態になりながらも、なんとか王様は上部に逃げるめどが立ち、さらにいえば、飛車角を渡さずにすみました。ということで、反撃開始です。ただし、時間が残り１分５７秒しかなく、あんまりまともに考える時間がないです。弾丸将棋は今の私ではきついですね。

今見ても、まだよくわかりませんね。４１龍成りがよかったかな。それで相手の金をはがして、角打ちで詰ませる方向がいいでしょうか。実戦では、このあと、香車と飛車を突っ込んでいきました。とにかく、時間がなくて、よくわかりませんでした。

この時点で詰みがあるみたいですが、みなさん、わかりますか？もちろん、私は対局の最中はわかりませんでした。いやー、一瞬ではわかりませんよね。あと残り４９秒なので、確信できるまではムリなんですよ、棋神を使えばいいのでしょうが。

ここまで駒を打ち付けて、ようやく決断しました。もう、これで無理なら、負けだなと。角や飛車を切って、どんどん攻めて行きます。

というわけで、飛車角を斬って、金の４枚で相手の王を詰ますことができました。もうね、なんかギリギリの泥沼でしたね。相手も泥沼でしたし、私も泥沼っていう感じでした。もうちょっと綺麗な将棋をしたいものです。

ganjan1920さん、対局ありがとうございました。