計画的に、打算的に生きる
世の中に与えた価値の10分の1が自分の元に返ってくる。 松下幸之助
松下電器創業者の松下幸之助はいろいろと名言を残していますが、
ハッと私の心に刺さった言葉がこれです。
普通の人って、1与えたら、1返ってくるのを期待しています。
欲が深い人は、1与えたら、2返ってくるのを期待しています。
ところが、昭和ナンバー1の大金持ちの松下幸之助は、
1与えたら、0.1返ってくるのを信じているのです。
これは普通の人とは発想が違うな、と私は思ったのです。
それと同時に、この松下幸之助の発想で生きると、非常に楽です。
自分のメンタルへのダメージがほぼゼロといってもいいでしょう。
なぜなら、相手にほとんど期待していないからです。
むしろ、相手にもっと奉仕(サービス)することを考えているからです。
利益が返ってこないなら、自分が価値を提供していないことだからです。
さらにいうと、マザーテレサみたいな聖人は、
1与えたら、0返ってくるみたいな勢いで奉仕しました。
経済合理性にはまったく合いませんが、それでも支援者は続々増えました。
私は思うのですが、松下幸之助レベルぐらいで
計画的に、打算的に生きれば、いいと思うのです。
結果として、あなたは幸せになると思うのです。
相手に期待して生きるのは、なかなか大変です。
うまくいかないことも多いでしょう、なぜなら、他人だからです。
だからこそ、相手に期待することなく、
自分の力で、自分のできることを他人に奉仕するほうが、
あなたは楽に生きることができ、幸せになれるのではないかと思います。
あなたの本心が喜ぶような報酬を考える
基本的に、何かが続かないというのは報酬がないからです。
仕事が続かない、禁煙が続かない、ダイエットが続かない、ブログが続かない、
すべて報酬が足りないことが多いです。
報酬といえば、お金がイメージされますが、
実は、お金はあまり報酬にはならないです。
お金ではなく、満足感、充実感の方が重要です。
どういうことかといえば、
例えば、ブラック企業が存続しているのは、
お金以外の何かの満足感があるからです。
人との連帯、お客様の笑顔、社会的使命、
そういうのに従業員が満足してしまうから
お金が非常に厳しい状態でも続いてしまうわけなのです。
実際問題、お金をもらって、机に現金を置いてみても、
銀行口座の数字がふえても、あまり満足感は上がりません。
お金を使って、自分の欲求が満たされたときに満足感が上がるだけです。
だから、月に1万円お小遣いが増えても、
月に10万円の収入、月に100万円の収入が増えても、
実はお金だけでは人間は満足することができないのです。
ある意味、逆に、これは仕事は飽きない、という理由にもなります。
いくら稼いでも、飽きることなく、延々と続けることができます。
まぁ、だからこそ、お金以外の報酬も考えるべきなのです。
報酬を考えることで、何かを続けることができるのです。
書いてて思ったのですが、ブラック企業はよく考えてますね。
人間は、実はお金だけでは続かないことをよく熟知しています。
ただ、いろいろな報酬があったときに人は続けることができるのです。
あなたが心から嬉しいと思う報酬は何ですか?
あるいは、お金を通じて得たいものは何ですか?
それこそが本当のあなたの報酬です。
仕事は黒字、趣味は赤字
仕事って、黒字であるべきなんですよ。
要するに、仕事はお金を稼がなきゃいけないのです。
なぜなら、お金を稼がないと、減給やリストラや倒産や
多くの人が望まないことが続出するからです。
仕事って、個人や組織を維持するためにはお金を稼がないとダメです。
ただし、公務員など例外の職業もありますが。
お金を稼げれないなら、その仕事は早く辞めるべきなのです。
そうじゃないと、大きな悲しみがやってくるのは間違いないです。
その一方、趣味は赤字でいいです。
趣味っていうのは、お金を使って、楽しいことをするべきです。
楽しいことをしていたら、元気になり、幸せになれます。
楽しいことをしている人って、いきいきしてますよね。
お金って、稼いだだけでは半分しか意味がないです。
使ってこそ、もう半分の意味があります。
自分自身を楽しませ、幸せになることは重要なことです。
あなたが幸せになれば、社会がすこし幸せになります。
理想は、趣味が仕事になることですね。
逆に、仕事が趣味になってもいいです。
そして、仕事も趣味も黒字になるのがいいですね。
こうなると、人生、とっても楽しいと思います。
そして、そのときにたくさんの人助けができたり、
大きな社会貢献ができる気がします。
あなたが本当に幸せになる自利利他の話
自利利他っていう言葉が仏教の言葉であります。
自利というのは、悟りを開くために、
自分が一生懸命努力して、修行することです。
利他というのは、他人を救うために、
自分が一生懸命努力して、助けることです。
自利利他、簡単に言えば、
初めに、自分の利益があるようにがんばり、
次に、他人の利益があるようにがんばることです。
これ、まずは自分の利益があるようにがんばることが最初なのですよ。
その後で、他人の利益があるようにがんばればいいのです。
自分を救えない人、自分を幸せにすることができない人って、
他人を救ったり、他人を幸せにすることは難しいのです。
だから、まずは自分を救うため、自分を幸せにするため、
一生懸命努力して、行動することを私はおすすめします。
ただし、自分を幸せにするのは限界があります。
ある程度で満足してしまうという現実があります。
そのときに、他人の方を見てみるのがいいと思います。
きっと、あなたにできることがあるでしょう。
キリストやブッダやマザーテレサレベルの聖人に
あなたがなれる可能性はむちゃくちゃ低いので、
自分の利益を考えることから始めるので十分です。
まずは自利から始めてください。
自利に飽きたら、利他を考えてみてください。
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