1位 9級から初段までの基本詰め将棋(青野照市)
将棋って、勝とうとするゲームなのですよ。勝つためには、相手の王様をつまさないといけないのですよ。飛車とか角とかを取って喜ぶゲームではなく、相手の王様を取って喜ぶゲームなのです。その意味で、詰め将棋って大事だなって強く思いました。相手の王様を取ることを大きな目的にするべきなのです。
この詰め将棋をすると、頭の中で将棋の駒が動くようになり、なんか、展開が読めるというか、わかるようになるんですよね。その結果、勝率も上がるんじゃないかなという話です。将棋って、手筋というものがあって、それは長年の経験に裏打ちされたものです。それを知っているか、知らないかでは大きな差になります。
2位 実戦の詰み問題集3・5・7手詰め(羽生善治)
詰み将棋って、持ち駒をすべて使う、とかルールがあるのですよ。でも、実戦では、駒があまることはしょっちゅうですし、さらにいえば、詰め将棋ならではの実戦ではありえないような駒配置があります。そういうのがあって、私は詰め将棋に懐疑的でした。
ところが、この本では、実戦で出てくるような駒配置がバンバン出題されているのですよ。さらに、駒をあまらせてもいいというのが、実戦に近い感じで、かなり私の興味を引きました、さすが羽生先生ですね。この実戦の詰みを覚えれば覚えるほど、強くなるというのは間違いないところだと思います。こういうのは暗記であり、勉強であるので、努力の世界のことだと思うのです。
3位 寄せの手筋200(金子タカシ)
将棋のことをネットで調べていて、この本はいいとの話を聞いたので、この寄せの手筋200を購入したのですが、これまた見やすいつくりで非常に良いですね。ジャンルごとにまとめられており、わかりやすい上に覚えやすいです。寄せの手筋というのは、詰め将棋の次に重要なのかもしれません。
ただし、書いてある内容はハイレベルだなと感じました。将棋ウォーズ1級で将棋クエストの詰め将棋初段の私が見ても、なんじゃこれは?と頭をひねる問題が多数あります。逆に言えば、この本に書かれている問題をすらすらわかるようになれば、相当気力が向上するのが容易に予想できます。私もまだこの本を攻略中です。
正直、プロ棋士の手はなかなか真似できません。なんで、そんなことをやっているのか、という疑問がでます。ただ、毎回毎回、綺麗な局面に将棋を持ち込んでいるなという感想は持つのですが。また、ユーチューブの藤森五段の将棋放浪記を見て、詰め将棋レベルが違いすぎるなと感じました。その結果、将棋の本を勉強することにしました。
将棋って対話とかキャッチボールみたいなもので、アマチュアとプロがうまく対話とかキャッチボールとかできないのですよ。同じ棋力帯の人じゃないと、あまり勉強にならないし、将棋が楽しくならないような気もします。逆に言うと、同じ棋力の人と白熱した将棋ができると、楽しいのですよね。
というわけで、将棋の本を読んで、勝率が上がり、級とか段があがると、将棋も楽しくなるような気がするので、みなさんも将棋の勉強をするのもいいと思いますよ。
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