寄せの手筋200(金子タカシ)が将棋の棋力向上、勝率アップに役に立つ

将棋

寄せの手筋200

将棋ウォーズの終盤で、詰みそうで、詰まない局面によく出会っていました。はて、これからどういう手を指せばいいのだろうか?そう悩んで、時間が刻一刻と過ぎていっていたのです。そこで、詰み将棋の練習ばかりしてもダメだなと気づいたのです。

 

では、どうすればいいのか?それは寄せの手筋を学ぶことです。相手の王様を追い詰めることが重要なのです。そうすることで、相手に勝つことができるなと。一呼吸、間を空けることで逆に相手の玉を早く詰ませることができるのだなと。

 

ただし、寄せの手筋は、あと一手あれば、こちらの勝ちという状態に持っていくものなので、こちらの自玉が逆に必死の状態だと、意味がないです。その意味で、自玉は安全かどうかを見極める必要があります。また、必死にもっていく過程でどんどん駒を渡したりするので、さらに考えることが増えます。

寄せの手筋200

詰め将棋と寄せの一手は、ある意味、混ぜるな危険です。詰む状態で一手遅らせると、こちらが負ける可能性もあるし、詰まない状態で無理に攻めると、これまたこちらが負ける可能性があります。そういう意味で、将棋はかんたんではない奥深いゲームだなと思ったりします。

 

ちなみに、この本には将棋ウォーズ1級の私が見ても、なんじゃこりゃ?みたいな問題がたくさんあります。おいおい、ここから詰みとか必死がかかるのかよ、みたいな盤面が多数見受けられました。ということは、これをマスターしたら、相当終盤が強くなるかなと思います。ということで、私もがんばりたいと思います。

 

しかし、この本の推薦人がすごい豪華ですね。羽生名人、渡辺竜王、谷川九段、森内九段、佐藤九段と豪華極まりないです。そういう意味で、この本の有用性がほぼ証明されているのではないかなと思います。普通、ここまで推薦文を書いてくれませんよね。

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